ハーバード関連病院における医療安全の取組について

ハーバード関連病院における医療安全の取組について

近年、日本では、医療訴訟件数の増加に伴い、医療安全や医療の質の向上への取組が注目されています。アメリカでは、1970年代に医療過誤が社会問題となり、過去30年余りにわたって、関係者が医療分野のリスクマネジメントにつとめてきました。このうち、ハーバード大学附属病院では,自ら、医療保険過誤保険会社(CRICO)を設立し、医療過誤訴訟を予防するための機関(RMF)を設けて、病院組織におけるシステムの改善や安全面に関するリスクマネジメントに対応することにより、大きな成果をあげているところです。特に注目すべきは、事故が起きた後の事後行動として一つ一つのクレームを徹底的に調査分析して、その結果を、将来の事故防止のためのマネージメントに活かしている点です。今回の勉強会では、CRICO/RMFのVice President であるLuke Satoさんをおよびして、CRICO/RMFでの具体的取組やチャレンジについてお話をうかがうこととしています。

皆様、ふるってご参加ください。

講演者:Luke Sato, MD
Vice President, Chief Medical Officer
Risk Management Foundation of the Harvard
Medical Institutions

Assistant Professor, Harvard Medical School
日時:4月9日(木)18:00時〜(その後希望者で懇親会)
場所:ハーバード大学公衆衛生大学院 FXB-G12

# なお、昨年度も、当勉強会でルークさんに講演していただいており、今回も同様の内容となると思われます。また、講演は英語と日本語のミックスとなる予定です。

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参加お申し込みは
1.お名前
2.所属(日・米)
3.研究テーマ・興味のあるテーマ
4.今後の勉強会への希望(optional)

を明記の上、curiositykilledtomcat@hotmail.comまでお申し込み下さい。

HSPH勉強会幹事:松浦広明/まっぴ〜(ハーバード公衆衛生大学院)
JARAN幹事:小野智子(ハーバード公衆衛生大学院)