薬剤性有害事象及び薬剤関連エラーに関する研究

薬剤性有害事象及び薬剤関連エラーに関する研究

医療現場において、患者さんの安全性は最優先事項であり最重要課題です。しかし、現在の日本では、医療行為に伴う有害事象が大きな社会問題となり、国民の医療不信は高まるばかりです。



では、実際に医療現場では、どれくらいの頻度で医療事故が起き ているのでしょうか? 日本の医療システムはアメリカやその他の国と比較して、安全なのでしょうか? 残念ながら、こういった問いに答えることのできる具 体的なデータは、日本にはほとんど存在していません。そこで我々は、薬剤性有害事象、潜在的有害事象及び処方関連エラーに関する臨床疫学的データを収集・ 比較検討し、入院患者さんの安全性向上に貢献する事を目的に、日本の入院患者における薬剤性有害事象の成立に関する研究を開始しました。



今回ご報告するのは一部の結果となりますので、結論的なことは いえませんが、高齢者への使用要注意薬剤に注目し、米国のBeers criteria に記載されている"65歳以上の高齢患者に使用を注意すべき薬剤"に対する実際の臨床現場における処方状況と、処方による薬剤性有害事象の発生頻度を中心 にお話したいと思います。



作間未織(Mio Sakuma, MD, PhD, MPH)
森本剛(Takeshi Morimoto, MD, PhD, MPH)
京都大学大学院医学研究科医学教育推進センター


日時:11月5日(水)18:00時〜20:30時 (その後希望者で懇親会)

場所:ハーバード大学公衆衛生大学院 FXB-G12

http://www.hsph.harvard.edu/about/files/Longwood_Campus.pdf

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参加お申し込みは

1.お名前
2.所属(日・米)
3.研究テーマ・興味のあるテーマ
4.今後の勉強会への希望(optional)

を明記の上、curiositykilledtomcat@hotmail.comまでお申し込み下さい。

HSPH勉強会幹事:松浦広明/まっぴ〜(ハーバード公衆衛生大学院)
JARAN幹事:小野智子(ハーバード公衆衛生大学院)